弁護士ってどんな人?
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”地道に活動”型弁護士・・・”街の弁護士先生タイプ”
日本でもっとも多いタイプの弁護士では・・・。

 顧問先を数件もち、ひとりで、若しくは数人の弁護士とともに事務所を経営、事務員が1~5名勤務。

 不動産に関する紛争、債権回収、破産申立、離婚や遺産分割などの家事事件など多種の事件を受任、弁護士会や市町村の無料法律相談にも参加。

 多忙ゆえに電話してもつかまらないので、依頼者から”不親切”と誤解を受けることもしばしば・・・

 個人で依頼するには一番よいタイプかも・・・。
”大規模事務所所属”型弁護士・・・”安定型弁護士タイプ”
 弁護士数10人以上の大規模事務所、又は弁護士法人に所属する弁護士。

 新人の弁護士であっても、先輩の中堅・ベテラン弁護士からアドバイスを受けながら事件を処理していく点で、個人事務所(弁護士が一人の事務所)に比べると、依頼者としては安心かも・・・。

 ただ、規模が大きい事務所なので、依頼者の応対も企業的・事務的となり、弁護士にフレンドリーに相談したいと思う人には不向きかも・・・・。

”消費者問題取組”型弁護士・・・”対サラ金闘争弁護士”
 いわゆるサラ金・ローンクレジットの多重債務者の自己破産・任意整理等の処理に優れた弁護士。

 クレサラ問題でテレビ出演や執筆活動をこなし、その他の活動にも積極的。

 ただ、自己破産、任意整理の処理の8割は事務員が処理することが多いので、全てを弁護士にやってもらわないと気が済まない依頼者には不向きかも・・

 しかし、対サラ金の事件では頼り甲斐絶大!!
”正義の味方”型弁護士・・・”ちょっと痛いかも・・・”
”社会的弱者のために・・・・”
”基本的人権を守るために・・・”

高い理想を掲げて弁護士を志したタイプ。

 理想を追い求めるあまり、”依頼者のために”と熱くなるが、自分の理想に反する依頼者とは信頼関係破壊もしばしば・・・。

”正義の御旗”の下に、少々暴走することも・・・

 しかし、味方になると心強い弁護士
”社会運動派弁護士・・・”市民運動大好き”
選挙権の平等、オンブズマン、住民運動や、環境問題等の社会問題に関わる事件に関与し、マスコミに市民グループの代表としてちょくちょく登場。

 社会問題となる大事件には関与するが、個人の小事件(離婚、破産、損害賠償など)にはあまり情熱的ではない。

 しかし、対国家機関、地方自治体相手の紛争では、これ以上に力強い味方はない。
自称”女性の味方”型女性弁護士・・・”逆差別の一歩手前”
”女性のために”をモットーに、女性の依頼に心血を注ぐタイプ。

 自らも女性であり、「女性の気持ちがわかる」と考えがちだが、依頼者の女性個人の利益よりも、

”全女性のために”

と考えるために、依頼者の女性と衝突することもしばしば・・・。

「あなたが犠牲になることが全女性のためになるの」と依頼者を説得しようとして、信頼関係が壊れた例も・・・
”タレント活動大好き”型弁護士・・・”別の意味で多忙な弁護士”
 弁護士として、マスコミを通じての法律相談や法律について解説する活動をする弁護士。

 ただ、最近は弁護士としてよりも、タレント的活動が主となっている弁護士もいる。

 知名度は高いが、タレント活動を優先するため、個別の依頼の応対は不親切。

 テレビ出演のために法廷を欠席することもあったとか・・・・・。
”将来政治家になるぞ”型弁護士・・・”将来の選挙活動のために”
 将来、政界進出を目指している弁護士。

 日常の業務は将来の選挙活動の一環であるので、有力者・大企業等の依頼を優先し、市民法律相談や個々人の依頼は極力避ける。

 政治活動など講演には積極的に参加する。
”社会経験未熟”型弁護士・・・”温室育ち坊ちゃん弁護士”
 一流大学現役合格、大学在学中に司法試験合格、もしくは卒業後に就職せず司法試験受験に取り組んだため、社会人としての経験がない弁護士。

 そのまま司法試験に合格しなければ、確実にニートになっていたであろう。

 学問的には優秀であるが、社会経験がないため、時として、依頼者がどうして困っていることが理解できず、依頼者を傷つける発言をすることも。
 
 また社会人経験がないので、労働者対企業の紛争では、
「どうして?なんでそれが問題なの???」
と会社組織内での社員の立場が理解できず、依頼者から見限られたり、弁護士としてよりも、人としての資質が疑問視されることも・・・・。
ヤメ検弁護士・・・”元検察官弁護士”
 元検事であった弁護士。検事を辞めて弁護士となったので通称、”ヤメ検”と呼ばれる。

(元裁判官は、”ヤメ判(判事のこと)”と呼ばれる)

 刑事事件においては検察庁との強いパイプをもつので、刑事告訴などが絡む事件には頼りになる。